中川剛太(なかがわ・ごうた) 右中央の折りたたみを開くと、アップで現れます。作成はヨシミツ https://x.com/KzBuU9QF3mLjbw3
Gota Nakagawa
March 2025: Enrolled in the Art Writing Course at Kyoto University of the Arts, Faculty of Arts, Correspondence Course. Graduated from the Department of Literature, Art Writing Course, Bachelor of Arts
April 2025: Enrolled in the Goto & Mizuta Lab, Master's Program in Art Production, Cultural Design and Art Education, Graduate School of Art, Kyoto University of the Arts
《S-HTP》(2025)グルーガン、発泡スチロール、養生テープ、アクリル板、アルミフレーム、1550mm x 1550mm x 55mm
(Face展2026 選外)
《Ready Made Family》(2025) A selection mass-produced items used by the family
大岩雄典先生のトーク|「盗み取ること=インスタレーション(In-steal-lation)」,ワークショップ|「レディメイドは盗品である」,Stilllive Studies No. 5, The 5th Floor, 2025.10.25 に参加したときに課題として制作した作品。家族の使用中の持ち物でレディメイドぽいものを選定して所定の会場に自由に配置した。レディメイドなのに艶めかしさが香り立つことを神棚のように配置することで封印した。
《幕張の浜—自然と人工物—》(2025)印画紙 A4
(2025年 東京フロントライン 選外作品)
タイトル:幕張の浜—自然と人工物—
撮影機器、ソフト:Iphone15, Canva, PowerPoint
コンセプト
自然と人工物との間の攻防を人工浜である幕張の浜の海岸線や防波堤に見立て、対象物に投影されるものを写真として現前化することを目的とする。
「そもそも自然と人工物のどちらが好きか?」という質問がきっかけであった。人工浜で知られる幕張の浜に向けて、日の出前に出立した。文字通りの東京フロントラインだ。フレームの中に自然と人工物を同時に入れこむ写真を撮影する。インターネットで検索すると、幕張の浜には少女の幽霊がでるそうだ。今回は残念ながら間に合わなかった。ところで幽霊もやはり人工物なのだろうか? 自然と人工物、現実と虚構、赤い薬と青い薬、非日常と日常。禁止と自由、イメージと文字、遠くのものと近くのもの、人間と幽霊。ならべてみると、きれいにひだりとみぎにわかれるものでもないようだ。最近では、写真は加工や生成が簡単にできるようになった。しかし、編集すればするほど隠し通せないものがますます浮かびあがることになる。お恥ずかしい限りだ。あらためて制作物を振り返ると、陸地にある建物に安心を感じ、海にあるそれに得体の知らない恐怖を感じるようだ。はるか昔、海岸線の前で躊躇していた水生生物と海岸線を垂直方向に乗り越えて陸上生物となった水生生物がいた。その蛮勇に思い馳せていると、思い上がったイカロスの結果が横たわっていた。尻尾を巻いて帰路についた。
撮影した写真を他のネットにある許諾権フリー素材の「幕張の浜」の写真と比較する。今回撮影して、選定した写真群は灰色な早朝の空気と建築物が多く映り込む。砂浜に足を踏み入れる。海につきだしている物体に目を奪われ、きわめて自然なものごとがそのまま普通に提示されるさまに驚き、足早に立ち去る。これら一連の動きを写真に切り出し、表にあげることであの感覚を思い出す端緒とした。社会的な津波や気候変動、個人的な加齢や都会生活、あるいはオカルトや庭いじりの中で回収できるものなのかは今後確かめていきたい。